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柿内正午|差異と重複

3,200円

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2021年と2022年の日記が上下段で並走する日記の本。780ページというボリュームと重量の日々の記録に、"物質は重く、生活は軽いのです。"(北園克衛)という詩の一節を思い出します。姿を現した生活はこんなにもずっしりとしていて、ぜんぜんハンディじゃないことが嬉しい。 同じようであっても一日として同じ日はなく、大したことがないのに忘れられなくて、ときどき思わぬ発見があったりする。そんな同じような毎日を繰り返すことのできる幸福を、その中に生まれる小さくて大きな差異の積み重なりを、愛おしく感じます。 巻末にはこの期間に読んだ本のリストに加え、拾い読みした本、読みかけの本、途中でやめたり結局開かれないままだったりした膨大な本のリストがまとめられています。 「ー自己開示の忌避は、おのれのなんでもなさを直視できないからなされる面もある。自分も他人も誰もが「誰でもいい」のだと諦めることからしか始まらないことがあって、日記を書く僕はそこにしか関心がない。」 発行年:2023年 サイズ:A5判 ページ:780p

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