建築・芸術分野のエッセイシリーズ「FORGET ESSAYS叢書」が創刊されました。本シリーズは、従来の出版形態では埋もれがちな、短いけれども価値のある建築家による論考を「手紙としての本」をコンセプトに、より手軽に届けることを目指してつくられています。第一弾は、イタリアの建築家アルド・ロッシの研究論文『メランコリーと建築：アルド・ロッシ』の著者、ディオゴ・セイシャス・ロペスによる三つの論考を扱っています。 #2 記憶を再構築し、現実と想像を織り交ぜながら新たな物語を紡ぎ出す映画のように、建築家もまた、自身の記憶とイメージの集積を通じて建築を生み出す。ポルトガルの建築家、ソウト・デ・モウラの思考のプロセスを手掛かりに、類推的思考の可能性を考えます。 様々な領域を超えて、主に建築や芸術、空間に関わる活動を行う出版レーベルFORGET BOOKSより。 過剰さから距離を置き、忘却することを大切に考える美学を持つ、今後も期待大のレーベルです。 発行：FORGET BOOKS 発行年：2025年 サイズ：170×120 mm ページ：56p