




どんな旅も、最初の一歩からはじまる。冒険に出かけるためには、慣れ親しんだいつもの心地よさから離れなければなりません。
フランスの社会学者ダヴィッド・ル・ブルトンが、「歩いて移動する」という行為とそこから生まれる幸福感について考察した一冊。各章に添えられた歩くこと・旅することについての名著からの引用が、私たちの思索の手助けをしてくれます。風景と自己と対話しながら歩くことで、また、日常から少しだけ離れることで生まれる多角的な視点。歩き旅の大きな可能性に気づかされます。
発行: 草思社
発行年:2022年
サイズ:四六判
ページ:248p