2021年8月、小田急線車内で女子大学生が刺傷されるおそろしい事件がありました。
これは「性別を理由にした女性の殺害」と定義される「フェミサイド」であり、女性であることを理由に向けられた暴力と差別をなかったことにしてはならない。そう考え、立ち上がった一人の大学生の行動の記録です。
調べていくうちに明らかになる、同質の事件があまりにも多い現実。口を塞ごうとする力に抗い、軽視されてきたものにきちんとラベルを貼り直すことで初めて可視化されるこの問題について、誰もが考え、行動するための一助となる本です。
発行:gasi editorial
発行年:2022年
サイズ:B6判
ページ:60p