「これらは二十二箇月の
過去とかんずる方角から
紙と鉱質インクをつらね
(すべてわたくしと明滅し
みんなが同時に感ずるもの)
ここまでたもちつづけられた
かげとひかりのひとくさりづつ
そのほとりの心象スケッチです」
修羅とはインドの鬼神で、たたかう神さまのことです。
理念の実現にむけて休むことなしにひたすらにたたかい続けた賢治は、ひとりの修羅だったのかもしれません。
宮沢賢治の名作「春と修羅」の序文に、イラストレーターの塩川いづみさんがドローイングを添えた詩画集。発光するようなメタルブルーのインクで描かれた森羅万象のイメージを通して、幻想的な物語が浮かび上がります。
発行:torch press
発行年:2018年
サイズ:A6判変型
ページ:96p