「友であったオハグロトンボやキチキチバッタよ。もう一度、四季おりおりの遊びの世界を、くりひろげてはくれまいかーー」
野山を駆けまわり、雪が舞い、蝉が鳴き、彼岸花やすみれの花が咲く、故郷・福井の遊びの情景を子ども時代に立ち返って綴った本。
子ども時代から戦争を取り除くことはできないという絵本作家のかこさとしさん。景色はどこを向いても戦争の臭いがたちこめ、戦争の色ににじんでいました。それでも楽しかった鬼ごっこやかげふみ、かくれんぼ。飽きることなく繰り返した子ども時代の遊びの記憶、その時抱えていた想い、心に刻んでいたことがらを大切にをたどった名エッセイ。かわいらしい挿絵も満載です。
発行:文藝春秋
発行年:2021年
サイズ:文庫版
ページ:258p