絵、小説、児童文学、イラストレーターなど多才に活躍したトーベ・ヤンソンは、戦禍のなかで青春時代を過ごしました。そして、理不尽に対する怒り、自由への希望、表現への夢など、さまざまな想いの中から生まれた「ムーミン」。
自然を愛し、芸術を愛し、悩み、苦しみながらも自分の想いのままに恋をした豪快で大胆な姿、まるでペンに翼が生えたように絵を描き続けた姿が、鮮やかに綴られた評伝です。
「絵を、そして言葉を探し出していくこと。そこに終わりというものは決して存在しない。」トーベが生涯大切にした仕事と愛、孤独と自由への賛歌。トーベにとって自由とは、いつでも一番大切なことでした。
発行:フィルムアート社
発行年:2021年
サイズ:四六判
ページ:656p