








ルポルタージュ性の強いものや明るく軽快なスナップなど、さまざまな作風によって、常に時代を的確に捉えてきた写真家の北井一夫さん。
1970年代の高度経済成長期のいっぽうで、失われつつあった農村の営みをテーマにした「いつか見た風景」、フランスの街角を捉えた「フランス放浪」を含む作品が収録されています。
人と土地と出会い、時代を記録してきた北井さんの写真は、懐かしく、あたたかく、どこか寂しい原風景のよう。なにげない日常の光景であることが、いっそう記録ということの重みを感じさせます。
発行:PCT
発行年:2021年
サイズ:235 × 235mm
ページ:88p