





文筆家・大竹昭子さんのプライベートプレス〈カタリココ文庫〉の散文シリーズ。
新婚旅行の道行きを写した写真集『センチメンタルな旅』から、写真家・荒木経惟の写真の真髄を説き起こす随想録です。
ーー自分はセンチメンタルで、被写体に気を遣ったり、日常をひきずったりする。写真家としては「超二流」だけど、それでいいんだ、と語った荒木さん。
一風変わった展示構成が衝撃的だった、パリのギメ美術館で行われた写真展。そこで感じた彼の生命賛歌、死生観。80歳を越えた今、片目で撮影する状態になっても、写真に対する情熱を持ち続ける荒木さんの現在の想いを伝えます。
発行:カタリココ文庫
発行年:2021年
サイズ:文庫版
ページ:80p