






ヨーロッパの旧社会主義国の雑貨を販売するイスクラによる、かつての中東欧、ソヴィエトロシアの人々の食生活が垣間見えるレシピ本。
お父さんもお母さんも仕事先の食堂で、子どもたちは朝食も昼食も学校が面倒を見てくれる。食堂は、労働者にとって欠かせないものであり、みんなが働く社会主義国では福利厚生の一環でもありました。
料理が盛り付けられたさまざまな食器は当時のものを使用。ソヴィエトの陶器メーカーや、現在も残る食堂のようすも記録されています。
レシピだけでなく、歴史やその料理を食した人々の生活を窺える、造詣深い一冊です。
発行:グラフィック社
発行年:2020年
サイズ:A5判変形
ページ:160p