数多くの名作絵本を書いた詩人、片山令子さんの詩とエッセイが織りなす美しい日々の心象風景。
移り変わっていくこと、続いていくこと、日々のせつなさ、生きることのむずかしさを包み込む片山さんの強くあたたかい言葉は、うつむいた背中を優しく押してくれます。
「それぞれひとりひとりが、くっつき過ぎないという引力を持って、まわっていてくれる幾つかの人の惑星を持つ、独立した太陽であること。こんがらかってしまったら落ち着いて思い出そう。静かな、天体としてのわたしを。」
発行:港の人
発行年:2019年
サイズ:四六判
ページ:224p