小さな箱の中に写真やオブジェを並べ、静謐な箱庭世界を構築したジョセフ・コーネル。
この本は、詩人チャールズ・シミックが、コーネルの作品に文章を寄せたものです。
コーネルの美しく孤独な世界の断片と、幻想的な散文が呼応しあい、時代も場所も状況も曖昧で不可思議な物語が立ちのぼります。登場する詩人や哲学者、美術家たちのエピソードの引用もすばらしく、思わず反芻したくなる言葉の数々が編まれています。
「孤独という言葉の意味を身をもって知るとき、我々は芸術について何かを知るように思える」
(モーリス・ブランショ)
発行:文藝春秋
発行年:2003年
サイズ:四六判変形
ページ:168P