俳句や漢詩、読書をめぐるエッセイの書き手として人気の高い小津夜景さんによる初の小説。
幼い頃に見えていた光るもの、引き出しにしまっていたかけらたち、いつのまにか暮らすようになった曽祖母の家。浜辺で出会った自転車に乗った男と日本から遊びに来ている友人、家の物置に住み着いたるるさん。幼い頃のわたしと現在のわたしの見ている世界の輪郭が交錯しながら、静かな世界が編まれていく。海風の匂いとともにさまざまな時間がよみがえる、あたたかく眩い物語。
発行:アノニマスタジオ
発行年:2026年
サイズ:四六判
ページ:200p