戦後の復興を経て、経済成長が進んだイタリアで、「衰退する農業」と「社会が抱える課題」が出会ったとき、それらを解決して余りある新しい価値が生まれました。地域の必要を補うために市民の間で始まった、野菜だけでなく人間の世話も焼く、おせっかいなイタリアの社会的農業。地域に根差し、先進的で独自の実践が育まれてきたのはどんな土壌だったのだろうか。精神病院の廃絶運動や、農業経営の多角化、刑務所内の焙煎所やアグリツーリズモ…。既存の農業資源を従来とは異なる目的に活用し、社会的弱者や地域への貢献を実践する人びとの営みが描かれています。
発行:農山漁村文化協会
発行年:2026年
サイズ:A5判変型
ページ:272p