ゴンド画は、インド中央部のマディア・プラデーシュ州近郊に住むパルダーン・ゴンドという先住民族が描く絵です。彼らはかつて音楽を生業とし、絵の中にはさまざまな形の楽器やそれらを奏でる様子が多く描かれています。生きとし生けるものへの想い、受け継がれてきた民族に伝わる物語、自然の中に棲む神々への祈りーー。すべてが込められた一枚一枚の絵を、画家たちから聞き取った絵にまつわるストーリーと共に紹介します。豊かな発想と大胆な構図、カラフルながらも落ち着いた色彩と繊細なパターン模様があしらわれた絵は、ユニークで摩訶不思議な魅力があります。かつて日本にあった八百万の神の物語にも通じるものを感じる、パルダーン・ゴンドの思想と暮らしに触れる一冊。
発行:河出書房新社
発行年:2025年
サイズ:A4判変型
ページ:114p