







オルセー美術館でみたマネの静物画に感じた"日常の視線"のリアルさに惹かれたという画家の今井麗さん。
自身の身の回りをかたちづくるものをモチーフに、ありふれたシーンを優しく包み込むようなタッチで描いています。
家族ために焼いたトースト、溶けていくバター、使い古されたぬいぐるみ、食卓のくだもの…
透明で爽やかな光が降り注ぐ風景。その光はまるで自らが内側から静かに発光しているかのようです。
2020年に描いた油彩作品を中心に106点を収録した、集大成といえる作品集です。
発行:PARCO出版
発行年:2021年
サイズ:A4判変形
ページ:168p