21歳の「僕」はまだ何者でもない。何者かになりたいわけではないけれど、身体の中に燻るような塊を抱え、巡り合う人びと交錯し、悩みの中の日々を生きている。そしてある想いを胸に、自らを賭けてアメリカにたどり着くーー。時に人生に翻弄されながらもひたむきに生きるひとりの人間の姿を描いた、半自伝的青春小説。淡々とした語り口の内に秘められた熱い想いに思わず引き込まれます。
「過去から来て、未来へ向けて僕は歩いている。夢の中を僕は歩いているーー。」
発行:新世界
発行年:2025年
サイズ:文庫判
ページ:120p