「それでも、どうしても堪えられないときは、しくしく、ぽろぽろ泣きなさいね」
そう母に教わった著者の中前さん。我慢しても、がんばっても、涙が流れてしまう時はある。嬉しいとき、悲しいとき、悔しいとき。ささやかだけれど胸に残った、ぽろぽろ涙した11の思い出が綴られています。家族の思い出、子どもの頃のこと、上京したときのこと、はじめての失恋、大人になることのむずかしさ…。自分の感情や周囲のできごとに素直に向き合う姿、感覚の清らかさ、その内に秘めた逞しさ。エピソードの端々に著者のかわいらしさが滲む、切なくみずみずしいエッセイ集。
発行年:2024年
サイズ:B6判
ページ:187p