
-丁寧な暮らしからドカ食いの愉悦まで 食と生活の変奏-
日々続けなければならない作業が退屈だからこそ、自炊という創意工夫のありようは常に洗練と混沌をきわめている。テクノロジーとサービスのひたすらな発展、他者の営みを覗き見て誘発される欲望が、「自分」という目的に立ち戻りただ一人の生活へと収斂していくことの贅沢さと寂しさを、孤独に味わい尽くすにはどうすればよいのか。個人による食の理論と実践の様態をひらく自炊特集。
のもとしゅうへいさんによる表紙イラスト。
発行:青土社
発行年:2025年
サイズ:144×211 mm
ページ:270P