






1962年、日本デザインセンターで活動していたイラストレーターの宇野亜喜良さんと横尾忠則さん。ふたりが制作した幻の絵本が復刊されました。
港町のお祭りの日、船乗りのゼロを探しているうちに、白いヨットに乗った少女に出会った僕。真夏の太陽の下でレインコートを着た少女を追いかけて、不思議で幻想的な物語が描き出されます。付属の赤と青のセロファンを重ねることで、一方の絵と文字が消え、もう一方が浮かび上がります。ストーリーを手掛けたのは、ふたりの先輩であったコピーライターの梶祐輔さん。3人の世界観が交錯し多重な物語が展開していく、デザイン史に残る傑作です。
赤と青のカラーセロファン、解説シート付き。
発行:888books
発行年:2024年
サイズ:A4判変型
ページ:36P