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アルコール依存症、離婚を経て取り組んだ断酒。自分の弱さに悩み葛藤しながらも、目の前にある生活を見つめ直すこと。かつて見えていたものをもう一度見ようとすること。そんな日常の風景と感情の機微を等身大のことばで綴ったエッセイ。何者かになれなくても、穏やかな凪の中から掴み取れるものはたくさんあって、平熱でいることで既にあったものの豊かさに気付くことができる。ともすれば日々の速さや刺激に埋もれてしまいがちな、ささやかで偉大な心の奥底のできごとが記されています。
"今、僕は「寂しさ」を感じ、認めている。僕はアルコールをやめて、きちんと「寂しさ」を感じられるようになってよかったと思っている。何故なら、「寂しさ」とは人生への眼差しそのものなのだから。"
発行:筑摩書房
発行年:2024年
サイズ:文庫判
ページ:288p