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曽根雅典|死者のテロワール

1,980円

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2061年の日本。最後の時間を過ごすためにつくられた集落で、人々は、本当に死にたくなるまでの時間を自由に過ごす。そこにあるカフェ「クロエ」に集まる常連たちの回想の日々がつづられています。 鮎とズッキーニのスパゲティーニ、きゅうりと肝のソース、杏のケーキ。 鼻腔に残るワインの余韻、記憶の底から蘇ってくる味覚、からだに記憶されている味。 死ぬ人しかいない場所で編まれる、食べ物と記憶にまつわる未来の物語。死ぬ時、最後に口にしたい料理はなんだろう。 カフェ「nicolas」の店主による書き下ろし小説。30年後のnicolasでもあり、著者不在の私小説でもあります。死を描きながらも、風が通り抜けるようなうつくしい読了感。 物語の中のレシピも付いています。 発行:Deterio Liber 発行年:2024年 サイズ:185×118 mm ページ:102p

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