東ドイツ、社会主義を鼓舞するものとして生まれた建造物や公共物は、人びとの共有の財産として大切に使われてきました。その後、ドイツ統一を経て社会主義文化の色は次第に薄れ、建物が老朽化していくなか、人びとに愛され、文化財に登録されたり取り壊しを免れたりと、今も生きている社会主義の産物がたくさんあります。 集合住宅、高層建築、駅舎、モザイクやネオン、モニュメント…。東ドイツの文化や歴史を紐解きながら、失われゆく社会主義時代の景観を訪ねます。
発行:大福書林
発行年:2024年
サイズ:A5判横
ページ:168p