イタリアで生まれた建築意匠の一種で、建物の側面に沿ってつくられた屋根付きの半野外空間であるロッジア。
運河沿いのファサードをなすヴェネツィアのロッジア、崖に張り出すようにつくられたクロアチアのタウン・ロッジア、植物が生い茂り陽射しを防いでくれるチャンフー通りのカフェ、古い舞台を使用した四川省の茶房…。集いと暇の営みが生まれる世界各地の半野外空間で人びとがどのように地域の文化や気候と繋がり、他者との関わりを構築してきたのだろうか。使用目的が限定されていない、時間と空間の愉しみを産み出すロッジアの建築的特徴と、そのふるまいをリサーチする。臨場感あふれる写真と圧巻の断面パースが収められたワクワクする一冊。
発行:学芸出版社
発行年:2025年
サイズ:A5判
ページ:256p