






シンガーソングライター折坂悠太さんの歌詞とエッセイが編まれています。ブックレットを手にし、読むという感覚で歌詞と触れ合うことが少なくなりつつある現代に、改めてテキストとして歌詞を味わい、残していくためにつくられました。 ヒリヒリとした現実を、ただ生きることの困難を紡ぐ折坂さんの姿は、やさしさと覚悟でできている。歌唱という要素から離れ、もうひとつの独立した作品としての"歌(詞)" を、"言葉"を読むとき、わたしたちにはどんな景色が見えるでしょうか。静かに本を開き、想像し、対話するための一冊。
ブックディレクター山口博之さんが主宰する出版レーベルWORDSWORTHより。
"ーー生活が違っても、言語が違っても、あるいは遠い昔か遙か未来、この時代にいなくても、同じ虚空に手を伸ばす人がいることを感じてほしい。私の話はぼんやりとして、わかりにくいだろう。でも、いつもそちらを向いている。あなたは私と話した事があるだろうか。"
発行:WORDSWORTH
発行年:2023年
サイズ:111 × 154mm
ページ:234p