花屋で買った切り花。生きているが、生きていく花ではない、その姿を見つめ、揺れ動く情感を描きだす。しんとして、グレイッシュな印象の中にある鮮やかさが目を引きます。花への恋のような想いが静かに染み渡る作品集。47の花の絵と、花を描く日々のなかで綴られた散文が収められています。
「数えきれない表情のうちの、たったひとつでいい。
ぼくの意思で形を決めて、ぼくの筆圧で線を描けたら、
他に何も望むことはないのに。」
*当店で書籍「花」をご購入のかたに特製の栞をお付けします。
描きおろしの花の絵が青いインクで印刷され、一点一点蠟引きした栞は、僅かに裏
が透けて見える涼しげな仕上がりです。(制作:毛萱街道活版印刷製本所)
発行:果林社
発行年:2023年
サイズ:B5判変型
ページ:96p