






エクアドルのアマゾン河流域アヴィラに暮らす、ルナと呼ばれる人びと。そのコミュニティでのフィールドワークを、チャールズ・パースの記号論を分析軸に考察した民俗誌です。
彼らにとっては、森も、植物も、動物も考える。そうだろうと人間が考えているということではなく、そうしたものでしかありえない世界を生きるとき、「人間である」とはどういうことになるだろう。人間だけが自然から独立した存在であるという二元論的な思考を軽やかに超えていく、自然と世界をめぐるエスノグラフィ。
発行: 亜紀書房
発行年:2016年
サイズ:四六判
ページ:494p