






生態系を意味する「エコロジー」を、精神や社会にまで拡張するものとしてフェリックス・ガタリが構想した「エコゾフィー(エコロジー+フィロソフィー)」。この言葉をキーワードに、キュレーター、批評家として活躍する四方幸子さんがさまざまな作品をめぐり、紐解く、批評エッセイです。
人間中心主義的な世界観に疑問を投げかけ、自然、精神、社会を循環させるための共同創造を促すしなやかな思考。森、水、地、力、電子など7つのフィールドに肉薄し、アートから世界を見ること、世界を新たに発見することに改めて注力しています。ポストコロナ時代の現代アート論。
発行:フィルムアート社
発行年:2023年
サイズ:四六判
ページ:360p