







陶芸家の松井利夫さんを中心に、使われなくなった陶磁器を回収し再焼成したものを再び社会に還元するプロジェクト「サイネンショー」の10年の活動をまとめた書籍。
集まった不要な陶磁器を約1,300℃の高温で焼成すると、融解によって変形し、歪んだり付着したり、色や絵が消失したり、窯の中でさまざまな異変が起きる。元のかたちや用途を失い、偶発的に造形された新たな存在をとおして、再生が生み出す付加価値、資源循環や自然エネルギーについての考察ともなる一冊。
発行:一般社団法人きりぶえ
発行年:2022年
サイズ:B5判
ページ:100p