言葉にしてこなかった「震災」にまつわるエピソードを教えてくださいーー。そんな問いかけからはじまった「10年目の手記」プロジェクト。
この本は、暮らす土地も被災体験も様々な人びとの手記をもとに、4人の著者が言葉を交わし、考えを巡らせた日々の記録です。
ささやかすぎて言い出せなかったこと、10年という時間が経ってはじめて言葉にできたこと、心にしまい込んでいたこと。
他者の経験を知り、自分に重ね、想像する。書き、読み、話し、想うことで少しずつ積み上げられていく言葉の豊かさ、人といっしょに生きることの優しさが綴られています。
発行:生きのびるブックス
発行年:2022年
サイズ:188 × 128mm
ページ:208p