








20世紀アメリカ美術を代表するアーティスト、エドワード・ホッパーの絵画100点近くが収められた作品集。
マルセル・デュシャン、マーク・ロスコ、ジャクソン・ポロック、アンディ・ウォーホルなどさまざまなスタイルのアーティストが活躍した時期に、ホッパーはあくまでも写実的な風景や人物を描くことに拘りました。
人気のない都市、寂しげなホテルの部屋、時間が止まったような田園風景は、見るものに物語を想起させ、誰もが待つノスタルジーを刺激します。
アメリカの視覚文化を研究する著者による、当時の社会的な背景やそれに伴うホッパー自身の葛藤についての丁寧な解説が、よりいっそう作品の魅力を明らかにします。
発行:東京美術
発行年:2022年
サイズ:A4判
ページ:192p