アジアのアイデンティティを持ちながらも、アジアとの関係がいびつなままの日本の私たち。Covid-19が蔓延し、争いがはじまり、ますます混迷を極める世界の只中で、私たちはどのようにアジアを捉え、向き合っていくのでしょう。
これまでウェブで情報を発信してきた「offshore」が、"アジアを読む"をキーワードに書かれたエッセイ、論考、詩、インタビューなどが集まる文芸誌に生まれ変わりました。文芸作品を読み、考え、想像することは、知ることからはじまり理解へと伸びていく思考を助けます。
自己であり、他者であるアジア。広大で、複雑で、ならすことのできないアジアを、そのまま誌面で体現する試みの文芸誌。
発行年:2022年
サイズ:四六判
ページ:176p