






「ポンヌフの恋人」「ホーリーモーターズ」などの作品で知られるフランスの映画監督、レオス・カラックス。
喪失や死、愛といったありふれた事象が迷宮的でミステリアスな風貌へと変異していく。その様子はまるで現実に魔法をかけているかのようです。卓越した演出力で融合された繊細さと粗暴さ、哀しさと俗悪さとが、美しく不可思議な世界観を構築しています。
現代映画の先端を走る映画作家が、半世紀近くにおよぶの映画製作のなかで何を想い、どこへ向かおうとしているのか。映画制作に欠かせない人物たちの証言やインタビューを通して探ります。
発行:フィルムアート社
発行年:2022年
サイズ:A5判
ページ:464p