互いのカテゴリーのあいだにある差異を解消せず、それぞれの個体が異なったままで共存し、異質性を前提として形成される集合の様態を「共異体」と定義する。多元化、多中心化する大きな転換期の只中において、〈共同体〉という原理で社会を捉えることが難しくなりつつある私たち人類は、この世界の共有者たちといかに生きていくのか。「同種の人間による共同体」という概念を解放し、「共異体」というオルタナティブな在り方の可能性と広がりを思考する、気鋭の人類学者による渾身の書。
(装画:是恒さくら「鮭人」)
発行:作品社
発行年:2026年
サイズ:四六判
ページ:368p