第二次世界大戦後に東西の国家に分断されたドイツ。1990年の再統一によって消滅したドイツ民主共和国(東ドイツ)で女性が写真家としてキャリアを形成し、優れた芸術作品を手がけたことは、ドイツ写真史において近年まで見過ごされてきた。本書は、当時、あるいは現在も重要な作家として活躍する15名の女性写真家を紹介する。ベルリンの壁の内側で、彼女たちは何を見つめてきたか。かつて存在した自由のない国の中で、社会と日常、文化や暮らしの光景に注がれた繊細な視線と確かな技術に注目し、それらの作品が果たした役割を考察する。
発行:HeHe
発行年:2026年
サイズ:A5判
ページ:256P