グリム童話のなかでもよく知られ、時代や土地ごとに無数のバリエーションで語り継がれてきた物語「ヘンゼルとグレーテル」。
この本は、絵本作家モーリス・センダックが生前最後にのこした絵に、子どもと恐怖の物語を書き続けてきたスティーヴン・キングが文を紡いだ新たな物語です。暗く大きな森、夢のようなお菓子の家、邪悪な魔女。「家」という制度が生み出す不幸、子どもたちの柔らかな世界に忍び寄る死の気配、不条理な出来事のなかで目覚めていく子どもたちの賢さと逞しさ。外側はあたたかく内側は暗く冷たい、また暗い外側にやさしく光る中心を秘めた世界観で、時を超えた物語を紡ぎ出します。
発行:NHK出版
発行年:2026年
サイズ:B4判変型
ページ:48p