世界初の女性映画監督であるほか、世界初のフィクション映画をつくるなど、映画史上数々の「世界初」の実績を持つアリス・ギイ(1873-1968)。しかし、シネマトグラフを発明したリュミエール兄弟やエジソンと比べると、彼女は長い間ほぼ無名のままでした。本書は、アリスの生涯を生い立ちからたどり、彼女の映画監督として活動した時期を中心に、生まれ育った19世紀末のフランス、世紀末から20世紀初頭にかけての映画史をなぞりながら、アリスの視点から見た「映画史」をたどっていく。数少ない資料をベースにした事実をトレースしながら、知り得ない部分についてはフィクションで補った物語的評伝。知られざる映画人アリス・ギイに迫る一冊。
発行:彩流社
発行年:2023年
サイズ:四六判
ページ:200p