詩人・長田弘さんの樹にまつわる言葉と、画家・日高理恵子さんが描く樹と光の絵が編まれています。見る者を立ち止まらせ、沈黙させる樹々のしなやかな生命力と、やさしく揺るぎない言葉が頭上から舞い降りてくる。くたびれた手をそっと握り返すようなうつくしい詩画集。
「欅の木は人生の風景をまもる木だ。大きな欅の木の高さから、音もなく、まっすぐに落下してくるもの。それが、おそらくは孤独とよばれる、ひとが一個の人生に負うべき、空なるものとしか言えないものの総量なのではないだろうか。」
発行:ECRIT
発行年:2007年
サイズ:215×155 mm
ページ:48P