写真家の木村和平さんが近年取り組んでいる「石と桃」シリーズを別の角度から捉えたスピンオフ的な作品。パートナーとの旅で訪れたクラシカルなホテルを舞台に撮影されています。
一つ一つの寡黙なショットのなかに感じられる深い物語と独自の美学。まだ写真をはじめる前、ファッションに夢中だったころに出会った鉄製のリボンでできたチョーカー。しなやかで可愛らしいのに、触ると硬く、鋭利で冷たい、そのチョーカーの印象がずっと残っていたという木村さん。時を経てしだいに変化していく自身の中でずっと変わらずにある鉄のリボンのチョーカーを想い、制作された写真集。
発行:LIBRARYMAN
発行年:2024年
サイズ:215x275 mm
ページ:32P