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寺山修司|書を捨てよ、町へ出よう

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「我慢するのはもう飽きた。 何もかも思い通りにしてみようと思う。そしてそれがたとえ、〈自由〉の名のもとになされる地獄めぐりにすぎないとしても、それはそれでもいきではないか。 まずは帽子をきちんと被り、ネクタイで首をしめつけてゆっくりと夢のエレベーターに乗りたまえ。」 随筆家、劇作家、歌人など幅広い分野で活躍し、言葉の錬金術師と評された寺山修司さんによる評論・エッセイ集。その破天荒さと大胆さ、秘めたコンプレックスと繊細さから生み出される圧倒的な世界観は、時代を越えてますます鮮度を増し、私たちを魅了し続けています。常に時代の先を行く彼の活動の起点ともいえる代表的な作品。没後40年を記念して、1967年に刊行された初版本がこのたび完全復刻されました。ブックデザインは横尾忠則さんです。テキストの合間に挟まれるイラストやコラージュ作品もすばらしい、現行の文庫版では味わうことのできない五感を刺激する名著。 発行:TWO VIRSINS 発行年:2023年 サイズ: 四六判 ページ:318p

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