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ポルトガルの建築家D・S・ロペスによる、イタリアの建築家アルド・ロッシの研究論文。ポルトガルといえば…の、詩人フェルナンド・ペソアの詩からはじまります。
ロッシの作品の鍵となる喪失の感覚、形而上学的なまなざし、つきまとうメランコリー。モニュメンタルなシンプルさと硬質さを持つ彼の作品、そしてキャリアを辿りながら、メランコリーと建築の関係性に着目しています。ポストモダニズム以降の建築に新たな視点を投げかける建築論。トラークル、ボードレール、ヘルダーリンなど、やはりメランコリーを連想させる詩人たちの言葉からの引用もすばらしい。
発行:flick studio
発行年:2023年
サイズ:四六判
ページ:270p