カタリココ文庫第2期、最初の号は、画家・大竹伸朗さんについて大竹昭子さんが書き下ろした大竹伸朗論です。
「何もないところから何かをつくり出すことに興味がない」という大竹伸朗さん。無から有、0から1を立ち上げるマジカルな力を備えたものが「芸術」だという神話が根強いアートシーンのなかで創作を続けてきた、大竹さんの存在そのものともいえる美術行為の本質に迫ります。
ふたりの大竹さんによる展覧会のオフトークと、大竹伸朗さんの祖母、井上てる女さんが俳誌に寄稿したエッセイも収録。
発行:カタリココ文庫
発行年:2023年
サイズ:文庫版
ページ:80p