イラスト、コミック、エッセイなど多彩な手法によって、さまざまなカルチャーをサンプリングしながら、自身のセクシャリティ、ジェンダー、家族、友人、社会や政治について考え続けてきたカナイフユキさん。
本書は、過去に発表してきたzine「HOME」「WAY」「LONG」の三部作に加筆を加えてまとめた一冊です。
弱くて、不器用で、失敗ばかりの登場人物は、けれども、心優しくて愛おしい。マリー・ローランサンを思わせる柔らかい色彩が、新たな男性像を感じさせます。作者の思考の変化も垣間見ることのできる、現段階の集大成ともいえる内容。
発行:SUNNY BOY BOOKS
発行年:2019年
サイズ:257×168 mm
ページ:テキスト&イラスト冊子58p、
コミック冊子78p(2冊組)
ポスター付