たんたんと繰り返される毎日の暮らし。そこに劇的な変化や大きなニュースがなくても、いつもどおりの繰り返しの中でこそ見つけることができるほんとうの豊かさのこと。
福島県三春町で雑貨店in-kyoを営む長谷川ちえさんによる、二十四節気をめぐるエッセイ第二弾です。
なにげない日々の出来事が、どうしてこんなに切なく響くのでしょう。春の風が吹き抜けるような軽やかで優しい言葉たち。繊細でありながら揺るぎない素描はわたしたちを励まし、三春のうつくしい風景を伝えてくれます。
発行:信陽堂
発行年:2023年
サイズ:四六判変形
ページ:216p