






池のほとりを歩く男の子。もうすぐおじいさんの家に着くところです。静かな夜の気配と昼間の熱気、空には月の光、遠くからは列車の音、池に浮かぶ蓮の葉にはカエルがいます。遠景からはじまる画面は、しだいにその中の一部分へとフォーカスしていきます。するとあちこちに現れるたくさんの音、初めて見る光景、劇的な瞬間。
世界に耳を開く、まるでフィールド・レコーディングのような絵本。たむらしげるさんならではの美しいサファイアブルーが目を引きます。
発行:偕成社
発行年:2017年
サイズ:30 × 220mm
ページ:32p