






父親の影響を受け、幼い頃から写真を撮り始めたという若き写真家、吉川然さんの初めての作品集。地元である京都での日々や家族と過ごす時間、旅先などで撮影したイメージが綴じられています。
強い光線と光の粒、ぼやけた風景、揺らめく水面。
新鮮さというよりもどこか郷愁を感じさせるシーンの数々。
「君のおかげで今までずいぶんと大変な目にあってきたが、せっかく君にあてて初めて書かく手紙だーー」
という文で始まる写真集に挟まれた一枚の紙。綴じられた写真と共に、達観したような切なさが印象的です。
発行:bookshop M
発行年:2021年
サイズ:257 x 182mm
ページ:32p
*限定700部