長島有里枝さん本人が選出した、24年分のセルフポートレイトを集めた写真集。
初期の作品で、自らを被写体としてヌードグラビアや写真集のパロディを撮ることについて「女性の身体に向けられる男性社会からの視線がどのようなものであるかについて言及するための方法」と話す長島さん。
24年間の時系列に並べられた写真から立ち上がる、次第に変化していく思考や主題。年齢とともに深く澄んでいくカメラを見つめる瞳。
自分の身体は自分のもの、という女性の在り方を提示しつづける、凛と美しい姿がここにあります。
発行:DASHWOOD BOOKS
発行年:2020年
サイズ:184 x 120mm
ページ:174p