








世界遺産をいくつも有するウズベキスタンの首都タシケントには、旧ソビエト時代に誕生した中央アジア初の地下鉄があります。近年まで撮影が禁止されていたため、足元に広がる美しい地下世界のことはあまり知られていません。
テュルク語で「石の町」を意味するタシケント。壁や床、レリーフなどにはバリエーション豊かな石材がふんだんに使われています。
デコラティブな照明、意匠を凝らした壁面装飾、抑えられた色彩。駅ごとに異なる華やかな内装を持つ地下建築のあふれる魅力が、紙面から伝わってきます。
タシケント地下鉄の乗り方からウズベキスタンの歴史、ロシア・旧ソ連との関係についてのテキストも掲載された、楽しい一冊です。
発行:大福書林
発行年:2020年
サイズ:A5判
ページ:144p