終了しました 木村セツ「95歳セツの新聞ちぎり絵原画展」
銀行員、喫茶店、養鶏、農業と、さまざまな仕事をしながら、趣味も持たずにずっと働き続けてきた木村セツさん。
夫の弘さんが亡くなってから何もすることがなくなってしまった彼女は、娘さんの勧めで新聞ちぎり絵をはじめました。
亡くなる前に弘さんが言った「いくつになっても勉強せなあかん」という言葉に背中を押されるように、
一心にちぎり絵をつくるようになりました。
おいしかった食べ物、好きな料理、季節の植物、身につけているものや道具。彼女の毎日を囲んでいるものを
モチーフにした切り絵に、思い出話や製作のエピソードがコミカルに綴られています。
セツさんは2024年1月に95歳となり、90歳から始めた新聞ちぎり絵も5 年目を迎えます。
本展では、94歳から95歳にかけて制作した新作を中心に展示いたします。
ふだん当たり前に目にするような食べ物や生活道具を題材にしたセツさんの新聞ちぎり絵は、繊細なのにユーモラスで、
エネルギーに満ちています。
新しい創作活動に励む瑞々しいセツさんの姿、見る人をあたたかく包み込むような原画の魅力をぜひご覧ください。
書籍のほか、新作グッズの販売も行います。
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木村セツ
「95歳セツの新聞ちぎり絵原画展」
〇会 期 2024年8月1日(木)-8月27日(火)
〇時 間 12:00-19:00
○会 場 曲線
*期間中の水曜日、および8月20日は休業
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