昭和を代表する私小説家、上林暁さん。心を病んだ妻を傍に、自身は脳溢血によって半身不随となったあとも震える手で小説を書き続けた、その厳しくも豊かな生涯と作品を紹介します。作家の郷里である高知県の風景を写した冒頭の写真は写真家・鈴木理策さんによるもの。漂う郷愁と光影をみごとに捉えた一枚一枚が作家の美しい作品世界と共鳴します。そのほかに、四つの小説と直筆原稿、木山捷平さん、野呂邦暢さん、関口良雄さんによるエッセイを収録した充実の作家案内。
写真:鈴木理策
発行:夏葉社
発行年:2025年
サイズ:四六判
ページ:240p